【ユーロドル今週の相場分析 7/13~】動かなくて退屈!?エネルギー充電中の立ち回り方

相場見通し

来週の相場予報

1.1415の攻防!ユーロドルチャートと注文データが教える嵐の前の静けさの正体

EUR/USD(ユーロ/ドル)
初心者向け

みなさん、こんばんはこんにちは!専業トレーダーの視点から、今のユーロドル(EURUSD)がどんな状況なのか、そして来週はどう動く可能性があるのかを、初心者の方にもわかりやすく解説しますね。

「最近あまり動かなくて退屈だな…」と感じている方もいるかもしれません。しかし、現在のユーロドルは単にお休みしているのではなく、次に大きく動くためのエネルギーをもの凄く溜めている「大切な分かれ道」に差し掛かっているんです。チャートの裏に隠されたみんなの心理を、一緒に紐解いていきましょう!

1. 長い目で見ると「ちょっと弱気」な展開(週足・日足)

まずは大きな全体の流れから確認してみましょう。どの期間で見ても、移動平均線に頭を押さえられるような、典型的な「弱気(下落しやすい)」な形になっています。

週足・日足(長期)
下落の流れの真っ次中

価格は20EMA(ピンクの短期線)と200EMA(赤い長期線)の両方の下にあります。日足では、黄色い線で描かれた「下り坂の通り道(下降チャネル)」の中にいて、じわじわと値を下げています。

勢いのバロメーター
元気がありません

RSIやMACDといった勢いを測る下のグラフを見ても、下向きを示しています。全体的には「売りたい人」の方が少し有利な状況と言えますね。

💡 パーフェクトオーダーの環境: 価格 < 20EMA < 200EMAの順に並んでおり、移動平均線が「重い蓋(おもり)」のようになっています。一時的に上がっても、線にぶつかると売られやすい環境です。

2. 足元の動き:1.1415付近での「攻防戦」

もう少し短い時間の動き(4時間足・1時間足)を見てみると、激しい戦いが起きていることがわかります。

4時間足・1時間足
1.1415の聖域

ここ最近は「1.1415」から「1.1465」くらいの間で行ったり来たりしています。4時間足では200EMAが重い蓋になっており、1時間足では20EMAを挟んで買い手と売り手が激しく争っています。

ちょうど今、価格はこの下のラインである1.1415付近にいます。ここは過去の長期レンジで天井だった場所が、今は床(サポート)に変わろうとしている、世界中の投資家が注目する極めて重要な「分岐点」なのです。

3. みんなの注文状況はどうなっている?(50/50の心理戦)

世界中のトレーダーが持っている注文データ(オーダーブック)を覗くと、驚くほどきれいに意見が真っ二つに割れています。

現在の未決済ポジション比率

  • 買い(ロング)を持っている人: 51.56%
  • 売り(ショート)を持っている人: 48.44%

比率はほぼ完全に50対50の五分五分です!みんな「どっちに動くんだろう」と迷っている状態ですが、注目すべきは「買った人たちの多くが、今の1.1415より高い場所で買っている(含み損で困っている)」ということです。特に1.1415というピンポイントの価格には、全レンジの中でも飛び抜けて多くの買い手が集中(全体の2.42%)しています。

1.1500〜1.1600(厚い売りの壁)

1.1470〜1.1500(売り手の損切り予約)

現在値・買い集中地帯 (1.1415)
1.1400〜1.1410(★買い手の損切り密集地帯・空白区間)

1.1300付近(まとまった買いの防衛線)

4. 罠に注意!知っておきたい上下の「損切り予約の溜まり場」

この均衡が崩れたとき、たまっている「損切り注文」を巻き込んで相場が急加速するリスク(流動性の罠)があります。特に注意すべきエリアは次の2つです。

注意すべき2つのエリア

  • ⚠️ 現在価格のすぐ下(1.1400 〜 1.1410付近): 1.1415に集中している買い手たちが「これ以上下がったら諦める」という売りの損切り注文をここに密集させています。しかも、そのすぐ下は受け皿となる買い注文がスカスカな「空白地帯」になっているため、もし 1.1415 を割り込むと、損切りを巻き込んで一気にドカンと急落しやすい危険な状態です。
  • 🚀 現在価格の上(1.1470 〜 1.1500付近): 1.1465の抵抗線の後ろに隠れて売っている人たちの買いの損切り(買い戻し)注文が断続的にたまっています。ここを上抜けると、今度は売り手の諦めを巻き込んで上昇に勢いがつきます。

5. 日足の通り道を上抜ける(トレンド転換)には何が必要?

今は弱気な下落の流れですが、ここからひっくり返して「上向きの上昇トレンド」に切り替わるためには、3つの高いハードルを超える必要があります。

🛡️
① 1.1415の死守と20EMA突破

まずは今いる足元をしっかり守り、日足の20EMA(ピンクの線)という「短期的な蓋」を上に突き抜けて、価格がその上に乗ることが第一歩です。

🔥
② 1.1465の突破(売り手の損切り)

何度も跳ね返されている1.1465の壁を越え、その上にたまっている売り手たちの損切り予約(1.1470〜1.1500)を巻き込んで「上昇の燃料」にする必要があります。

📈
③ インジケーターの回復

下がっているRSIが真ん中の50を上抜けてきたり、MACDがゴールデンクロス(上向きに交差)して、世界中のトレーダーに「流れが変わった!」と確信させる強さが必要です。

来週の見通しと初心者向けアドバイス

  • 来週のポイントはズバリ「1.1415のラインを守り切れるかどうか」です!
  • 守り切って反発すれば上のライン(1.1465付近)を目指しますし、割り込んでしまえば、注文の空白地帯を抜けて一段下の世界へ進んでしまいます。
  • 今はちょうど瀬戸際にいます。無理に今すぐ予想して勝負するのではなく、「反発するのを確認してから買う」か、あるいは「下に突き抜けたのを見てから次の作戦を考える」というように、相場が動いた方向についていくのが一番安全ですよ。

よくある質問(FAQ)

Q「流動性の罠」ってなんですか?
特定の価格(今回なら1.1415)にたくさんの注文が集中しているのに、そのすぐ下には受け止めてくれる注文がほとんどない状態のことです。床が抜けた瞬間に、下で支えてくれる注文がないため、価格が真空状態を落ちるようにハイスピードで急落してしまうリスクがあります。
Qすべての移動平均線より価格が下にあるときは、買わない方がいいですか?
基本的には、大きな流れに逆らわない「順張り」が安全です。移動平均線が頭の上にあるうちは、価格がしっかりと線を上抜けて、今度はその線が「床(支え)」に変わるような形(ロールリバーサル)ができるまでは、買いを控えるのが教科書通りの安全な立ち回りになります。

※本記事は、市場データやチャートに基づく個人的な見解をまとめたものであり、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。


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