週間経済指標カレンダー【2026年6月1日週】FX・為替トレーダー必見の注目指標まとめ

相場見通し
※記事内には、提携サービスへのリンクが含まれる場合があります。

週間経済指標カレンダー【2026年6月1日?5日】FXトレーダーが押さえたい注目指標まとめ

今週(2026年6月1日?5日)は、月初恒例の米雇用統計(NFP)をはじめ、ISM製造業・非製造業景気指数ADP雇用統計ユーロ圏CPI速報値など、相場を動かしやすい指標が目白押しの週です。週前半から週末にかけて徐々に盛り上がる展開が予想されますので、スケジュールをしっかり確認しておきましょう。

?? 今週の注目ポイント(6月1日?5日)

  • 月曜:中国PMI・ユーロ圏製造業PMI・米ISM製造業景気指数でリスクセンチメントを確認
  • 火曜:ユーロ圏CPI速報値、米JOLTS求人件数でインフレ動向チェック
  • 水曜:ADP雇用統計・ISM非製造業指数で米経済の強さを見極め
  • 木曜:米新規失業保険申請件数・労働生産性確報値でNFP前の地合いを把握
  • 金曜:週最大の山場、米雇用統計(NFP)。カナダ雇用統計も同時発表

6/1(月)
月初の景況感をチェック|ISM製造業・ユーロ圏製造業PMI
時刻 指標名 前回値 重要度
08:50 日本 設備投資 第1四半期(前年比) +6.5%
10:45 中国 RatingDog製造業PMI 05月 52.2
16:55 製造業PMI(確報値) 05月
17:00 ユーロ 製造業PMI(確報値) 05月
17:00 ユーロ マネーサプライM3 04月(前年比) +3.2%
17:30 英国 製造業PMI(確報値) 05月
18:00 ユーロ 雇用統計 04月(失業率) 6.2%
22:45 米国 PMI製造業(確報値) 05月
23:00 米国 ISM製造業景気指数 05月注目 52.7
23:00 米国 建設支出 04月(前月比) +0.6%

月曜の最大の注目は23:00発表の米ISM製造業景気指数。前回は52.7と好不況の目安となる50を超えており、拡張圏での推移が続いていました。50を上回る結果が続くようならドル買いが意識されやすい展開です。欧州時間は中国・独・ユーロ圏の製造業PMI確報値が並びます。先週発表の速報値から大きく変わることは少ないですが、数字の方向感を確認しておきたいところです。

6/2(火)
インフレ確認日|ユーロ圏CPI速報・米JOLTS求人件数
時刻 指標名 前回値 重要度
08:50 日本 マネタリーベース 05月(前年比) -11.3%
10:30 豪州 経常収支 第1四半期 -211億豪ドル
10:30 豪州 住宅建設許可 04月(前月比) -10.5%
17:30 英国 消費者信用残高 04月 19億ポンド
18:00 ユーロ CPI(HICP・概算値速報) 05月(前年比)注目 +3.0%
18:00 ユーロ コアCPI 05月(前年比)
23:00 米国 JOLTS求人件数 04月注目 686.6万人

火曜の注目は18:00のユーロ圏CPI速報値と23:00のJOLTS求人件数の二本柱。ユーロ圏CPIは前回が前年比+3.0%。ECBの次の利下げ時期を占う上で重要で、数値次第でユーロ/円・ユーロ/ドルが大きく動く可能性があります。JOLTS求人件数は労働市場の「需要側」を測る指標で、前回686.6万人。雇用統計(NFP)本番の前哨戦として、数字の方向感を確認しておきたいところです。

6/3(水)
最重要プレビュー日|ADP雇用統計・ISM非製造業・豪GDP
時刻 指標名 前回値 重要度
07:45 NZ 住宅建設許可 04月(前月比) -1.3%
10:30 豪州 実質GDP 第1四半期(前年比) +2.6%
16:55 非製造業PMI(確報値) 05月
17:00 ユーロ サービス業PMI(確報値) 05月
17:30 英国 サービス業PMI(確報値) 05月
18:00 ユーロ 生産者物価指数(PPI) 04月(前年比) +2.1%
21:15 米国 ADP雇用統計 05月(前月比)注目 10.9万人
22:45 米国 PMI非製造業(確報値) 05月
23:00 米国 ISM非製造業景気指数 05月注目 53.6
23:00 米国 製造業新規受注 04月(前月比) +1.5%
23:00 米国 耐久財受注(確報値) 04月(前月比)

水曜は今週もっとも指標が重なる日。21:15のADP雇用統計(前回10.9万人)は金曜の米雇用統計(NFP)を占う先行指標として注目度が高く、発表後は短期的に相場が動きやすいです。続く23:00のISM非製造業景気指数(前回53.6)も米国サービス部門の底堅さを確認するうえで外せません。豪州では早朝10:30にGDP(前回前年比+2.6%)が発表され、豪ドルの動向にも目を配りたい。

6/4(木)
NFP前の最終確認|米新規失業保険・労働生産性確報値
時刻 指標名 前回値 重要度
08:50 日本 対外・対内証券投資(05/23?05/29)
10:30 豪州 貿易収支 04月 -18.41億豪ドル
17:30 英国 建設業PMI 05月 39.7
18:00 ユーロ 小売売上高 04月(前年比) +1.2%
21:30 米国 新規失業保険申請件数(05/24?05/30)注目
21:30 米国 非農業部門労働生産性(確報値)第1四半期 +0.8%
21:30 米国 単位労働費用(確報値)第1四半期(前期比) +2.3%

木曜は翌日の雇用統計を前にポジション調整が入りやすい日。21:30の米新規失業保険申請件数が実質的なNFP前最後の雇用関連データとなるため、ここで予想外の数字が出ると相場が荒れることもあります。また同時刻に発表される非農業部門労働生産性確報値(前回+0.8%)と単位労働費用も、FRBが重視するインフレ圧力を測る意味で見逃せません。英建設業PMI(前回39.7)の水準が非常に低い点も気になるところで、ポンドの動向に注意が必要です。

6/5(金)
週最大の山場|米雇用統計(NFP)・カナダ雇用統計
時刻 指標名 前回値 重要度
08:30 日本 毎月勤労統計・現金給与総額 04月(前年比) +2.7%
08:30 日本 全世帯家計調査 04月(前年比) -2.9%
14:00 日本 景気動向指数(速報値)04月
18:00 ユーロ 実質GDP(確報値)第1四半期(前年比) +0.8%
21:30 米国 雇用統計 05月・非農業部門雇用者数(前月比)最注目 11.5万人
21:30 米国 雇用統計 05月・失業率 4.3%
21:30 米国 雇用統計 05月・平均時給(前年比) +3.6%
21:30 加国 雇用統計 05月・雇用者数(前月比)注目 -1.77万人
21:30 加国 雇用統計 05月・失業率 6.9%
23:00 加国 Ivey購買部協会指数 05月 57.7

今週最大の注目は金曜21:30発表の米雇用統計(NFP:非農業部門雇用者数)。前回は11.5万人と市場予想をやや下回る水準でした。FRBが次の利下げ判断を下す際の重要な根拠となるため、発表前後は値動きが激しくなりがちです。特に平均時給(前年比)前回+3.6%は賃金インフレを測る指標として注視されています。カナダ雇用統計も同時刻に発表され、前回は-1.77万人と弱い内容。改善するかどうかが注目点です。NFP後は比較的早めにポジションを整理するトレーダーが多く、乱高下に注意してください。

よくある質問(FAQ)

6月1日週で一番注目すべき経済指標は何ですか?
6月5日(金)発表の米雇用統計(NFP)が最大の注目イベントです。非農業部門雇用者数・失業率・平均時給の3点セットは、FRBの利下げ判断に直結するため、為替市場への影響がひときわ大きくなります。

ISM製造業景気指数とはどんな指標ですか?
米国の製造業の購買担当者へのアンケートをもとに算出される景況感指数です。50が好不況の分かれ目で、前回は52.7と拡張圏。月初め最初の重要指標として注目度が高く、FXトレーダーがドルの方向感を測る際によく参照されます。

ADP雇用統計と公式の雇用統計(NFP)は何が違うの?
ADP雇用統計は民間の給与計算会社ADPが集計した民間雇用者数の変化で、NFPの2日前に発表されます。先行指標として注目されますが、NFPとの乖離も珍しくないため「参考指標」として扱うのが一般的です。

ユーロ圏CPIは為替にどう影響しますか?
ユーロ圏CPIが予想より高いとECBの利下げが遠のくとみなされ、ユーロ買い圧力が高まりやすくなります。逆に低下が続けばECBの早期利下げ観測が浮上し、ユーロ売りが進む傾向があります。

今週のまとめ

6月第1週は、月初恒例のビッグウィークです。月曜のISM製造業でスタートし、火曜のユーロ圏CPI・JOLTS、水曜のADP雇用統計・ISM非製造業と段階的にデータが積み上がって、金曜の米雇用統計(NFP)でクライマックスを迎えます。

特に週を通じてドル円は雇用・賃金データに敏感に反応しやすい状況です。NFP前後はスプレッドが広がる業者も多いため、注文の入れ方にも気をつけておきましょう。週前半はポジションを軽めに保ちつつ、各指標の結果を見ながら判断するのが賢明かもしれません。

指標発表の時刻は日本時間表示です。サマータイム(欧米が1時間早まる期間)には時刻が変わることがありますのでご注意ください。皆さんが良いトレードができますように!

※本記事の経済指標の発表時刻・数値は掲載時点の情報をもとにまとめています。実際の発表時刻や内容は変更になる場合があります。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。


あなたのFXスキルは?

FXスキル診断で簡単判定

7問答えるだけ →